西荻窪の和田サイクルで折りたたみ自転車birdy(BD-1)を購入した話

折りたたみ自転車の「birdy」を購入して3年半が経ちました。

目次

西荻窪と荻窪の間の青梅街道沿いの和田サイクル

birdyは「和田サイクル」で購入しました。

「和田サイクル」は、西荻窪駅北側の青梅街道沿いににある、創業104年の小径車専門店です。店長の和田良夫さんは、「小径車の愉しみ方」という本も出版されています。

折り畳み自転車が欲しくて何度かお店の前まできたことがありましたが、コアな小径車ファンの方々が楽しそうに談笑する姿が見え、そこへ私が乱入するのも、なにやら迷惑をかける気がして、お店に足を踏み入れることができませんでした。

折りたたみ自転車の試乗をさせてもらえる

勇気を出して再度和田サイクルに行ってみると、店長がとても気さくに応じてくださり、いろいろな自転車に試乗させて頂くことができました。

ダホンの2車種とBirdyに乗せてもらいました。

実際にペダルを漕いてみると、ダホンは「ふむふむ」、Birdyは「おおっ」という感じがしました。やっぱりBirdyの乗り心地とスピード感は群を抜いていました。自転車を持ち上げたときの軽さや、質感もよかった。

台湾の靴下職人が、「靴下は美術品じゃない。履くものだ」とよく言っていましたが、当たり前のことですが、自転車も乗るものなのですね。

「自転車は乗る物だから、とにかく乗ってみてから決めろ」

和田サイクルさんすばらしいです。

Birdyのたたみ方についても、丁寧にレクチャー頂きました。

店員さんが畳んで見せて、そのあと実際に僕自身が畳んで見て指導を受けるというものでした。

万人が理解できるようにわかりやすい説明をし、納得をして購入してもらう。これこそがプロの仕事だと感じました。私も見習わなくては。

birdyを購入してよかったこと

2018年からの3年間で、博多、阿蘇、熊本、鹿児島、甲府、京都、奈良を訪問しました。

殆どは出張での使用でした。最寄りの駅を降りると、Bridyを組み立てて、交通手段を気にせずにその足で客先に向かうことができました。

ロードバイク輪行だと、機械オンチの私は、前輪と後輪を袋に入れるだけで、油で手が真っ黒になったり、解体に時間がかかり過ぎて、電車に乗り遅れてしまったこともありました。

birdyだと、慣れれば、折りたたみから輪行袋収納まで5分程度で済ませることができます。乗り心地も素晴らしいです。

あえてデメリットをあげるとしたら、やはり小径車なので、段差などに注意しないと、転倒しやすいことくらいでしょうか。

靴下製作をなりわいにしている私は、地方のお客様も多いので、私にとってbirdyは、よきビジネスパートナーになりました。一度良さを味わってしまったので,一生離れらないかと思います。

birdyを購入して3年と8ヵ月、和田サイクルでオーバーホールを依頼してみた

birdyを連れて台湾の工場へ行き、ついでに台湾を一周してくるプランをたてておりましたが、コロナの影響で行かれなくなってしまいました。

さらに公共交通を使うことが少なくなったため、折り畳み自転車+公共交通との組み合わせのプランを立てにくくなりました。自転車に乗るとしたら全行程になるため、車輪が大きくて、より推進力にすぐれたロードバイクが中心になりました。

2021年の後半に入りコロナが落ち着いてきたので、四谷の中国語教室にbirdyを連れていこうと折り畳んだところパーツが折れたので、3年と8ヵ月ぶりに和田サイクルで修理とオーバーホールを依頼してみることにしました。

チェーン、ブレーキ周りの調整と劣化したパーツの交換、ホイールのがたつきの調整などでおおよそ2万円弱でした。

自転車を受け取るとき、夕方忙しい時間帯に訪問したのがよくなかったのか、お店の方々が全員作業に没頭して声をかけてもらえませんでした。

全員が全員、真剣な表情で作業に没頭しているため、声をかける勇気もなく、数分間立ちつくしていると、やっと用件を聞いて頂けました。

オーバーホールのクオリティは申し分なかったです。当日持ち込みでキャリアの取り付けも依頼しました。パーツが足りなかったのにかかわらず、代用のパーツを探してしっかり取りつけて頂きました。

「仕事を受けるからには全力を尽くさないと、納得できない」みたいな、職人のにおいがしました。また台湾の靴下職人を思い出してしまいました。

オーバーホール頂いたbirdy、これからも仲良くしたいと思います。

改めて和田サイクルさんありがとうございます。

和田サイクル
住所 東京都杉並区桃井4丁目1−1
HP http://www.wadacycle.jp/wadacycle/wadacycle1/wadacycle1.html

編集後記 2021/12/13

武蔵野中央公園→サイクリングロード→小金井公園北門→小金井公園東門→井の頭事務所、朝サイクリング。武蔵野中央公園から富士山が見えた。小金井公園東門近くのスターバックスで小一時間心に引っかかる業務を片付けてから井の頭の事務所に入る。午後は秋葉原で検品。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

合同会社ブリングハピネス代表。中国内モンゴルで中国語とモンゴル語を学んだのち、東京のぬいぐるみ雑貨メーカーで9年間生産管理の仕事をする。2014年に起業し、台湾靴下工場と一緒に「靴下ブランドを立ち上げたい」デザイナー、クリエイター、ブランドに向けた「伴走型でじっくり取り組む靴下製造サービス」を立ち上げる。台湾工場の強みは細かなデザインの再現とはき心地の良さを両立させる技術力。起業してからの7年間で、工場と二人三脚で数多くのブランドの靴下製造を手がける。バーチャルで靴下サンプル製作が可能な島精機製作所デザインシステムを使用。

目次
閉じる