固定費を増やさずに信用を落とさない住所の考え方

こんな方に読んでほしい記事です

  • 自宅やフルリモートで、一人でものづくり・物販の仕事をしている方
  • 事務所コストは抑えたいが、取引先からの信用は落としたくない方
  • バーチャルオフィスに不安を感じつつ、住所の置きどころに迷っている方

フルリモートで一人製造業を営む私の「住所」の話

弊社の住所は、JR中央線・東小金井駅高架下にあるインキュベーションオフィス「東小金井事業創造センターKO-TO」 にあります。

インキュベーションオフィス(英語: Incubation Office)とは、起業や創業をするために活動する入居者を支援する施設。また、そのような施設に関わる事業者はインキュベーターともいう。

家賃を抑えながら、信用を落とさないための選択

会社の信用と仕事をする場所が、必ずしも100%連動するわけではありません。立派なオフィスに入っていても、事業内容が伴っていなければ、意味がありません。

ただし、オフィスが理由で信頼を失うと、事業へ影響する可能性があります。そのリスクを避けるために、KO-TOという選択をしました。

具体的には、次の点を重視しました。

  • 住所を検索すると、KO-TOの公式サイトが表示される
  • サイト内の「郊外のしごと」ページから、弊社の所在を確認できる
  • 市の施設であり、入居時に面接がある

現在の使い方|住所はハブに、働き方は柔軟に

現在は、住所のハブをKO-TOに置きつつ、働く場所は状況に応じて柔軟に選ぶ形をとっています。

2025年までは、仕事場としてマンションの一室を借りていましたが、住所は一貫してKO-TOに置いたままでした。

マンションは解約しましたが、会社の住所は変わっていません。

KO-TOをハブにしておくことで、事業の状況に応じてサイズを調整できる体制を維持しています。


バーチャルオフィスとの違いをどう考えるか

バーチャルオフィスは、どうしても実態が見えにくい場合があります。

弊社でも、お問い合わせを頂いた際は、

  • 会社名で検索をする
  • ホームページやブログを読む
  • 事業内容を確認する

という流れを必ず踏みます

その上で、住所も検索します。同じ住所に多数の会社が表示されれば、雑居ビルやバーチャルオフィスだと判断できます。

ホームページの内容に実態が伴っていれば、バーチャルオフィスであっても、特に気にしません。

ただし、ホームページもなく、事業内容も見えない場合は、正直なところ少し不安になります。

KO-TOの場合は、少なくとも公式サイトが検索結果に表示され、そこから入居企業として実在が確認できる状態が保たれています。


信用を落とさず、コストを最小限にする

現在、弊社はKO-TOの住所で信用金庫と取引を行い、融資も受けています。

事務所コストは可能な限り抑える。しかし、信用は落とさない。

このバランスを取るための一つの答えが、インキュベーションオフィスという選択でした。


12年目を迎えて思うこと

KO-TOに入居して、12年目になります。

KO-TOの公式サイト「郊外のしごと」を見ると、弊社創業初期のインタビュー記事が掲載されています。

取引先や規模は変わりましたが、当時の考え方が、今も原型として残っていることがわかります。

それを改めて目にすると、少々感慨深いものがあります。

編集後記

2月18日(水)

信用金庫へ書類をうけとりにいく。KO-TOに常駐していないため、手渡しでしか受領できない書類は信用金庫で直接受け取るようにしている。

サンプルについては秋葉原の業務提携先で受け取ることが多い。

業務提携先とは、同じ工場にそれぞろ発注して、貨物をまとめて運ぶ共同物流を行っている。飛行機で空輸される国際貨物も2社分が同じ箱にまとめられて届く。

業務提携先にはスタッフの方が常駐しているため、いつでも貨物の受けとることができる。転送してもらうこともあるし、急ぎの場合は直接伺うこともある。

少々おごかましいかもしれないが、名刺には「秋葉原物流センター」として記載させていただいている。