トルコ語を学びはじめるきっかけは、2022年に見た一本のニュース動画でした。
台湾の靴下編機メーカーが、トルコに売り込みをかける特集です。
冒頭の、トルコの工場社長がキャラクター靴下の「色数」について説明する場面があり、その様子が強く印象的に残りました。
当時は、コロナ禍の影響で、長年懇意にしていた台湾の工場が閉鎖。中国からの輸出も滞り気味で、さらに急激な円安が進んでいました。
製造の前提条件が、大きく揺らいでいた時期です。
トルコで靴下工場を探してみた
動画を見た後、改めてトルコについて調べてみました。
トルコはコットンの産地で、ヨーロッパ市場に近く、靴下産業が盛んな国です。生産量は、中国に次いで世界第2位とも言われています。
工場を探してみると、これでもかというほど沢山の候補が見つかりました。
英国に留学をしていて英語が堪能な台湾人の同僚を通して、いくつかの工場へ問い合わせのメールを送りましたが、10数社に送って、返事があったのは2社のみでした。
その内1社とは実際に取引を開始しました。トルコで靴下を製造したときの具体的な話については、後日あらためて書こうと思います。
同時に感じたトルコ語の必要性
工場探しを進める中で、同時に感じたのはトルコ語の必要性でした。
仮に、日本国内の工場へ英語で問い合わせをしたら、果たして何社がきちんと返事をくれるだろうか、と考えたのです。
もし自分が海外から英語で問い合わせを受けたとしても、対応をどうするか迷うと思います。2割しか返事がこなかったのも、ある意味では自然なことなのかもしれません。
AIを使ってトルコ語に翻訳する方法もあります。ただ、ニュアンスがずれていても、自分自身がトルコ語を理解していなければ、その違和感に気づくことができません。
AIの助けを借りるにしても、最低限チェックできる語学力は必要です。工場探しと並行してトルコ語を学ぶことにしました。
トルコ語を学んで3年目になった。
トルコ語を学びはじめて、3年目になりました。
一時期、トルコの工場と取引をしていた時期もありましたが、条件の関係で現在は止まっています。ただ、品質やサービスは、可能性には可能性を感じており、近い将来、自らトルコ語で工場を探したいと考えています。
現在は、台湾と中国の工場を中心に取引をしており、緊急でトルコに製造拠点を求めないとならない状況ではありません。
とはいえ、台湾と中国は、今すぐどうこうというわけではありませんが、政治的な不確実性を抱えた地域でもあります。
これはあくまで直感的なものではありますが、中華圏とは全く異なる文化圏で製造の選択肢を持っておくことは、将来に活きるのではないかと考えています。
「続ける努力より、やめない努力」
昨年、事業の中でいくつかの変化があり、優先順位の見直しを行なっています。
その中で、トルコ語をやめることも一度は考えました。
けれど、事業の第三の軸を考えたとき、トルコ以外、今の自分には思い浮かびませんでした。
また、2年あまりトルコ人の先生と接する中で、トルコという国や文化が、以前よりもずっと身近な存在になっていたこともあります。
しばらく悩んだ末、3月から、やはり学び続けることにしました。
私は高校卒業後、東京・三鷹にあるアジアアフリカ語学院で中国語を学びました。
当時よく耳にしていた言葉があります。
「続ける努力より、やめない努力」
成績は決して良くなく、テストで3点を取ったこともありました。
1年生の課程を2年間受講しましたが進級できず、中退。
その後、中国へ留学しました。
留学中も優秀な学生ではありませんでしたが、
なぜか途中でやめることはありませんでした。
中国語を学び始めて30年以上。
今も中華圏との仕事で、ほぼ毎日中国語を使っています。
トルコ語も、まずは 「やめないこと」 を最優先に、学んでいきたいと思います。
編集後記
2/20(金)
中国から娘が帰国した。帰宅を待って石神井公園の上島珈琲へ。帰りに靴下のサンプルを購入した。見た目はきれいで刺繍も写真でみたよりもよかった。帰宅してから重量を測ってみると唖然とした。普段自分がつくっている靴下よりも20%も軽い。履いてみるとすぐに薄いとわかった。薄いのが一概に悪いと言えないが、他者が生産した靴下とは言え、複雑な気持ちになった。
2/21(土)
午後東小金井の高架下を回って、武蔵野プレイスのワーキングプレイスにこもった。ホームページのSEO対策。グーグルアナリティクスの計測結果を、Chatgptに伝えて対策を聞いた。理にかなっているように思えたのでアドバイスに従ってブログを修正した。ここ3年間は、積極的にWebへ関わってこなかった。HPをリニューアルして、その後、積極的にやらざる得ない状況に追い込まれて自分で手を動かすようになって、やっと輪郭が見えてきた感じだ。去年の今頃は3年前と同じ感覚だった。そのまま気づかないでいたらどうなっていたのだろうか。

