「ピクセルアートグッズ製作に興味がある」
本日は、そんな方々に向けて、ドット絵で作成するオリジナル靴下の製作についてご紹介して参ります。
ドット絵グッズ製作に靴下がオススメな理由とは?
靴下とドット絵の関係が相思相愛だから
よく売り場で見かける、編み込みで作られた靴下の絵柄は、ドット絵で表現されています。
サンプルを製作する際、まずはお客様から頂いたデザインをドット絵で表現する作業からスタートします。
ドッターが、デザインをドット絵にして行きます。ドッターの腕次第で、表現性の良し悪しが左右されます。
網目にひとつひとつ、ドットを打ち込んで製作した、ビットマップデーターが、靴下デザインの元になります。
完成したデーターを、靴下の編機にセットして、サンプルを製作します。
編み込み靴下において、ドット絵がデザインの元になります。デザインをドット化する技術は、靴下を製作するにあたって、必要不可欠なのです。
ドット絵グッズとして靴下を製作する場合、ビットマップでデーターを入稿頂ければ、直接サンプルを製作することができます。
価格がリーズナブルだから
靴下そのものが、単価が高い商品ではありません。Tシャツ1枚の売価が、2000円だとしたら、靴下は高くても500円です。
弊社で、靴下を製作する場合の、最低生産数は、200足〜です。500円で販売して、半分以上利益がでるような価格で製造することが可能です。

デザインシステムを保有しているから
2017年の8月末に、島精機製作所のデザインシステムSDS-ONE APEX3を導入してはや1年になります。
靴下のバーチャルサンプル製作を重ねているうちに、ドット絵を靴下で表現する面白さに魅了されてしまいました。
デザインシステムを使えば、ドット絵で製作したデザインを、靴下の網目で表現した際の効果を、バーチャルでシュミレーションすることができます。
靴下の規格に合わせたピクセル数のビットマップデーターさえあれば、1日でバーチャルサンプルが完成します。

靴下でドット絵の世界観を表現する方法とは?
量販店で、よく目にするキャラクター靴下の絵柄は全てドット絵で表現されています。
上記は、スニーカ靴下のビットマップデーターになります。
両端をくっつけると靴下の筒状になります。
横のピクセル数は、靴下の横幅を示す
横のピクセル数は、靴下の横幅を表します。靴下の横幅は、編機のシリンダーの針数で設定されますので、規格が固定されています。
キャクラクターソックスですと、144N(ニードル)が最も一般的です。針数はニードルで表記するので、数値の末尾にNをつけます。
144Nを使用する場合の、横幅はおおよそ16cmです。16cmとは、表8cmと裏8cmを合計した数値です。
144針の網目があるということになるので、ピクセル数も144になります。よって靴下の表72ピクセル、裏72ピクセルがドット絵で表現可能な範囲です。
縦のピクセル数は、靴下の長さを示す
縦のピクセル数は、靴下の長さを表します。スニーカーソックスですと、おおよそ200ピクセルになります。縦のピクセル数は、工場のシリンダーの仕様によって、若干の差異がある場合があります。
200ピクセルですと、長さは、約16cmです。1cmにつき、おおよそ12ピクセルになります。
靴下を製作する際、一番最後に、靴下を板にあてて蒸気をかけて、プレスし形を整える工程があります。
この工程で絵柄が縦に収縮します。よって若干デザインを縦長目に製作する必要があります。
縦も横と同じく、裏表がありますので、靴下の表面が100ピクセル、裏面100ピクセルがドット絵で表現が可能な範囲です。
まとめ スニーカーソックスを製作する際のデザイン表現可能範囲
スニーカーソックスを製作する場合、デザインの表現が可能な範囲は、
- 靴下の表面 横72x縦100ピクセル
- 靴下の裏面 横72x縦100ピクセル
ということになります。靴下の長さは、自由に設定することができるので、靴下が長くなれば縦のデザイン範囲を広げられます。
ピクセルアートの世界を靴下で表現したい
ここまで、ドット絵グッズを製作したい方へ向けて、ドット絵で作成するオリジナル靴下の製作についてご紹介して参りましたが、参考になりましたでしょうか。
僕自身も、ドット絵で作られた世界観に魅了されています。自らの日常をピクセルアートで表現し、それを靴下というグッズとしてこの世に送り出すことができれば、どんなに楽しいことかと思います。
デザインシステムがあるので、ドット絵さえあれば、サンプルを作らずとも、すぐに靴下として表現することが可能なのです。
横144x縦200ピクセルあれば、そこそこ細かい表現も可能です。
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オリジナル靴下を製作したい方々に向けて、「製造工場を探したい」「どんな種類の靴下が製作できるか知りたい」など状況に合わせた記事を複数紹介しているページもありますので、よろしければご参照ください。